質問と回答

質問：
現状ではARはツールとしての利用が多いように思いますが、ゲームやエンターテインメントではどのようにARは使われていくと思いますか？
回答：
ほとんどの新技術と同様に、最初は実用的な場所で使用されますが、多くのエンターテインメントの面もあると思います。 拡張された画像を使用して映画のポスターを生き生きとさせることがその一例です。

質問：
今後のVRの展開・進歩はどのようになるかと思われますか？
回答：
品質・価格・コンテンツがどんどん改善され、ビジネスと家庭の両方で一般的に使用されるようになるのではないのでしょうか。

質問：
ARは室内と屋外でユースケースが変わってくると思いますが、ARCoreで開発をするときに何か気にするべきことはありますでしょうか？
回答：
ARCoreは、コンピュータビジョンに基づいているので、屋内と屋外の両方で動作します。 屋外のアプリの場合、主な懸念は光です。非常に暗い場合は、デバイスが表面または拡張されたイメージを視認できないことがあります。

質問：
AR/VRの今後の最適なビジネスモデルはどのようなものだと思いますか？
回答：
短期的には、何百万人もの VR ユーザーがいません。 そのため、従来の消費者向けビジネスモデル（プレミアムまたは基本無料のアプリ）では難しいでしょう。 短期的にビジネスモデルとして機能するのはエンターテイメントとしての場所ベース（例：VR カフェ、ゲームセンター）のものです。 しかし、ビジネスの機会も忘れないでください。昨今では多くのビジネスがすでに投資をし、VRを開発をしているため、こうしたビジネスに必要なソフトウェアやツールを構築するための実用的なVRビジネスモデルもあります。

質問：
VRを開発しているとどうしても酔いが発生してしまったりなど、技術的な懸念点が出てきます。その場合、Googleさんからの開発サポートなどいただけますでしょうか？
回答：
Googleはこの問題に既に取り組んでいます。 その一例として、オープンソースのDaydream Elements には、3D 酔いを回避する方法に関する研究のために特別に設計されたプレイヤー・ムーブメント・システムがあります。とはいえ、まだ多くの研究が行われており、完全に解決された問題ではありません（ただし、数年前と比べるとはるかに改善しています）。

質問：
スマートフォン以外のデバイスでAR世界を覗く端末はどういうものを想像されていますか？
回答：
色々なウェアラブルのARデバイスの未来が想像できるかと思いますが、このようなデバイス開発にはハードとソフトウェアの両面においてより多くの研究開発が必要とされていると思います。

質問：
ARを可能にするセンサーの開発は今いろいろあると思いますが、今後は規格の共通化などもGoogleは考えていますか？
回答：
今後についてはお答えできませんが、個人的には、プラットフォームとしての ARの開発と、最良のユースケースを見つけるには非常に時期尚早な段階にいると考えています。

質問：
現在VRでは12才以上を対象にした方がいいなどの課題などがありますが、教育面での活用もしたいと思い、そこの敷居が下がればと思っております。そのようなことは今後実現可能でしょうか？
回答：
はい、そう思います。 ARの教育上の利点を示す多くの研究が存在するため、若者の健康と安全の問題については現在進行中の研究があることは当然のことだと思います。 私のアドバイスは、その安全性の研究についてよくよく確認し、VRを安全に使用する方法についての慎重な決定をできるようにすることです。

質問：
ARに最適なデバイスは何だと思いますか？
回答：
短期的には、スマートフォンとタブレットです。 快適で使い易いウェアラブル AR デバイスはかなり先になるため、手で持つデバイスはしばらくの間、主要なARプラットフォームになると考えています。