2021 Google Cloud Partner Top Engineer 受賞者の発表と採点講評
2021 年の Google Cloud Partner Top Engineer の応募は終了しました。
2022 年の Google Cloud Partner Top Engineer についてはこちらのページをご覧ください
Google Cloud Japan より「2021 Google Cloud Partner Top Engineer」 の受賞者を発表いたします。
本アワードは、日々ご活躍いただいているパートナー企業所属のエンジニアの方々を表彰するプログラムです。本プログラムによって、Google Cloud Japan から公式に感謝の意をお伝えすると共に、受賞されたエンジニアの皆様の更なるご活躍と、所属パートナー企業の発展に微力ながら貢献するために今年から開始いたしました。今回発表させていただく受賞者の皆様は、記念すべき第一回 Google Cloud Partner Top Engineer ということになります。
2021 年 9 月 16 日に発表した審査基準に従い、厳正な審査をさせて頂いた結果、下記 15 名の方々を「2021 Google Cloud Partner Top Engineer」として表彰いたします。
2021 Google Cloud Partner Top Engineer
会社名五十音順:敬称略
パートナー企業名 | お名前 |
アイレット 株式会社 | 廣山 豊 |
アクセンチュア 株式会社 | 青柳 雅之 |
NEC ソリューションイノベータ 株式会社 | 烏山 智史 |
株式会社 エヌ・ティ・ティ・データ | 宇都宮 雅彦 |
株式会社 エヌ・ティ・ティ・データ | 工藤 佑介 |
クラウドエース 株式会社 | 阿部 正平 |
クラウドエース 株式会社 | 大磯 直人 |
クラウドエース 株式会社 | 塩瀬 悠樹 |
クラウドエース 株式会社 | 高野 遼 |
クラウドエース 株式会社 | 橘 健介 |
株式会社 grasys | 大川 嘉一 |
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 | 鈴木 達彦 |
日本ヒューレット・パッカード合同会社 | 温泉 聡一 |
株式会社 野村総合研究所 | 小島 仁志 |
株式会社 野村総合研究所 | 米川 賢治 |
審査講評
審査方法
今年度の審査では、Google Cloud Japan のパートナー事業本部をはじめとする関係者が以下の観点で応募内容をもとに審査いたしました。いずれか1つの観点で素晴らしい成果をあげても受賞対象にならない設計としており、各項目に対して広範にわたって活動成果を出された方が受賞するように考慮しています。なお、評価は応募内容のみを参照して行っています。応募内容以外は考慮されていません。
- 所有するプロフェッショナル認定資格
取得プロフェッショナル資格数を元に評価しました。さらに全資格所有する方や、上位資格である Google Cloud Certified Fellow Program 取得者を加点対象としました。 - 対外発表
登壇イベントの参加者数、ブログの PV 数、書籍出版といった定量的な結果を元に評価しました。数百名・数千名という単位の方にインパクトを残し、リードやパイプライン作成に貢献いただいた方を高く評価いたしました。 - スペシャライゼーションとエキスパティーズの取得
パートナー企業単位で取得できるスペシャライゼーションとエキスパティーズの取得に個人として貢献した方を評価いたしました。取得要件となる事例への貢献や、申請書類作成に関与した方が対象です。より取得が困難であるスペシャライゼーション取得に貢献した方をより高く評価しています。 - Google Cloud に関する非公開の活動
非公開の定量的な活動成果のインパクトの大きさで評価いたしました。より多くの Google Cloud 技術者の育成や認定資格数増加に向けた施策の定量成果(例:社内勉強会の動員数、認定資格者数の増加)、Google Cloud 案件関与を通じた Google Cloud 売り上げへの貢献(例:年間 $ XX Kの案件にプロジェクトリーダーとして関与)、Google Cloud ソリューションの開発(例: XX のページに新しいソリューションを公開し、$ XX K のパイプライン創出に貢献) などが評価対象となり、公正になるよう成果を定量的に換算して評価しています。 - 今後の抱負
会社としてではなく、個人として定量的にどのような変化をもたらす計画であるかを確認し、その内容のインパクトの大きさを元に評価しています(例:組織の認定資格数を 10 倍にする)。
審査講評
所有するプロフェッショナル認定資格
受賞する方の多くは複数の認定資格を取得しており、その内数名はColalboration Engineer を含むすべてのプロフェッショナル認定資格を取得しています。今後は一人でより多くの資格取得をする方が増えることが予想されます。
対外発表
全体的に高評価の方が少ないセクションでした。Google Cloud が主催するイベントに複数登壇している方や、Google Cloud Blog に掲載される事例に関与する方、自社イベントで数百名以上向けにセミナーを開催した方、書籍出版や数千 PV 以上のブログ記事を書いている方がいる一方で、定量的な情報がないために評価が難しい方もいらっしゃいました。
スペシャライゼーションとエキスパティーズの取得
対外発表と同様、全体的に高評価の方が少ないセクションでした。全体として該当活動がない方が多かったですが、受賞者の半数以上の方はスペシャライゼーションとエキスパティーズの取得に貢献されていました。この観点での評価の差が、受賞する・しないの結果につながるケースが見受けられます。
Google Cloud に関する非公開の活動
全体的に評価の重きをおいた部分でした。ただ、こちらは全体的に定量的な情報が少なく評価が難しい箇所でした。個人としての活動成果を定量的に評価するため、それぞれの活動において、「どのような役割で」「指定期間でどのような成果を」「定量的な成果としてどの程度のインパクトとして残したのか」がポイントです。例えば認定資格のケースであれば、「認定資格の推進担当として、1000 人に対して社内で認定資格の勉強会を行い、結果として年間 100 個の認定資格の増加に貢献した」といった形で次年度は記載されるとよいでしょう。案件に関してもお客様名やプロジェクト概要だけでなく、その案件を通じて Google Cloud の利用料金がどの程度増えたのかを示していただくとよいでしょう。
今後の抱負
こちらも評価対象として内容を審査した項目です。ただし、非公開の活動と同様、全体的に抽象的な記述が多く見られ、高い評価につながる内容が多くありませんでした。こちらも非公開の活動と同様、会社としてではなく、個人としての抱負を定量的な成果目標とあわせていただくとよいでしょう。
2022年度の Google Cloud Partner Top Engineer の審査
多数の方に本プログラムの関心をもっていただき、改めて御礼申しあげます。2022 年も本年と同様に審査を行う予定です。より多くの方に受賞いただけるよう、Google Cloud はパートナーの皆様を支援いたします。ただし、評価基準が下がるわけではないのでその点はご承知ください。本年の評価を通じて、プログラム自体の改善点もございました。申し込みサイトの改善を含め、次年度に向けた変更を計画しています。詳細は来年改めて決まり次第ご連絡いたします。